いよいよ、定年 70歳時代へ Ifa Japan

いよいよ、定年 70歳時代へ

いよいよ、定年 70歳時代へ

さて、今回は、本年4月1日より始まる「70歳までの就業確保(努力義務)」について、考えてみたいと思います。

少し先の話になりますが、2025年4月より、全企業に、
「65歳まで定年引上げ」
「継続雇用制度(希望者全員)」
「定年制の廃止」
のいずれかを選択して整備することが、義務付けられます。

それに先立ち、本年の4月からは、努力義務ではありますが、「70歳までの就業確保を講じるよう努める必要がある」となっています。

体力も気力も充実していて、まだまだいくらでも働けるという方にとっては、願ってもない流れです。

現時点においても、再雇用であれ、定年延長であれ、65歳まで継続して働ける環境は、かなり整いつつあります。

その一方で、年金の受給年齢は、完全に65歳からとなりました。

実際は、申請すれば、厚生年金を前倒しで受給することは、いまだ可能ではありますが、生涯での受取総額で考えると、“かなりの減額”となります。

また、70歳まで働ける環境が整えば、その後に待っているのは、“年金受給開始年齢”の引き上げです。

要は、「70歳まで働いて、70歳から年金を受け取ってください。」ということなのでしょう。

ただ、働ける期間が長くなるといっても、“現役時代”に比べ、収入が大きく減少することは、既に60歳以降で働いていらっしゃる多くの方が、実感されているのではないかと思います。

また、その大前提として必要なことが、「健康」でいることです。

体を壊して働けず、年金も70歳までもらえない状況は、厳しい生活状況となってしまうでしょう。

そして、国の補償にも限りがあります。

従って、確実に言えることは、自分自身の「自助努力」によって、ある程度の“蓄え”は作っておくしかないということです。

残念ながら、その場になって考えても、打てる手には限りがあります。

可能な限り、現役世代のうちに、準備を進めておくしかありません。

そして、国が提供している“自助努力で自分年金を作れる方法”が、「確定拠出年金制度」です。

全ての「資産形成法」に優先して、取り組むべきです。

会社に制度がある方は、「企業型確定拠出年金(401k)」で、自営業の方や会社に制度がない方は、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」で、しっかりと備えておきましょう!

「後悔先に立たず」

後になって、「やっておけば良かった」とならないために、今すぐ、取り組みましょう。

わたしたちが、しっかりサポートさせて頂きます。

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