こんにちは!
さて、今回は、株式や債券などに投資する「グローバルバランス型ファンド」を取り上げたいと思います。
運用を行っているのは、日本にも拠点を持つ米国系の資産運用会社です。
複数の資産クラスに投資するバランス型ファンドは、過去にも何度かご紹介してきましたが、こちらのファンドの特徴は、“保守的なアプローチ”で、世界各国の大型株と高格付けの債券を中心に、「分散投資」する点にあります。
基本的には、株式6割、債券4割の資産配分で、「ポートフォリオ」運用を行っています。
また、市場環境の変化に対応し、自動的に「アセット・アロケーション」を変更することにより、株式市場の下落リスクに対応しています。
では、実際に、過去10年間の運用実績を観てみましょう。
2011年 | 1.32% |
2012年 | 10.13% |
2013年 | 14.79% |
2014年 | 2.15% |
2015年 | -2.74% |
2016年 | 4.66% |
2017年 | 13.90% |
2018年 | -8.34% |
2019年 | 17.03% |
2020年 | 8.22% |
年間収益率(直近10年) | 5.59% |
標準偏差(直近3年) | 11.35 |
いかがでしょうか!?
まずまずの運用成績を残していると思います。
また、現在の「アセット・アロケーション」は、以下のように“分散”されています。
株式 | 58.9% |
債券 | 24.6% |
その他 | 12.2% |
キャッシュ | 4.3% |
最近の特徴としては、株式、債券以外に、「その他」の割合を増やしたことにあります。
ここでいう「その他」とは、主に“デリバティブ取引”のことです。
市場のボラティリティ(価格変動性)が高まっているため、リスクヘッジを目的に、組み込んでいるようです。
また、地域別では、株式、債券共に、米国の割合がトップで約50%を占め、次に日本や欧州などの先進国が続いています。
その他ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンド形態 | グローバルバランス型ファンド |
運用開始日 | 1998年10月 |
投資通貨 | ユーロ、米ドル |
購入手数料 | 無 |
解約手数料 | 無 |
マネジメントフィー | 1.05% |
取引頻度 | 毎日 |
なお、当ファンドに関するご質問、ご相談については、「2021-04グローバルバランス型ファンド」のファンド名で、以下よりお問合せください。
ブレ幅を抑えつつ、“偏らない分散投資”を、希望される方には、面白いファンドだと思います。
ご参考としてください。