こんにちは。
さて今回は、先週26日に閉幕した「ジャクソンホール会合」について、確認しておきたいと思います。
パウエル議長の講演は、「ややタカ派的」とも思われましたが、ほぼ「市場の想定範囲内」には収まってくれたようです。
議長の講演前日の24日と、講演後の25日の市場の終値は、以下のような変化を見せました。
24日 | 25日 | 変化 | |
ダウ平均 | $34,099.42 | $34,346.90 | +247.48 |
S&P500種 | 4,376.31 | 4,405.71 | +29.40 |
米国債2年物 | 5.02% | 5.07% | +0.05 |
米国債10年物 | 4.24% | 4.23% | -0.01 |
外国為替($/円) | 145.83 | 146.44 | +0.61 |
株価や長期債は、昨年の記憶もあり、前日までにすでに売られていたため、「今後いろいろな指標を観た上で判断する」というパウエル議長の発言を受けて、売った分の買戻しが入ったようです。
また、2年債のような期間の短い債券の利回りは上昇し、その影響を受けて、外国為替市場では、「ドル高円安」が進みました。
ただ、「想定内の発言」とは書かせていただきましたが、少なくとも「近いうちに金利の引き下げ」を期待できるような発言ではなかったため、今後も、雇用統計、消費者物価指数等、いろいろな指標が発表される度に、乱高下が続くこととなりそうです。
このような乱高下が続く相場の場合、どのタイミングで投資するか迷われる方が多いですが、こんな時にお勧めなのが、「積立」という“時間分散”の手法です。
さらに言えば、乱高下する相場は、「積立手法」にとっては、“絶好のタイミング”でもあります。
来年から大きく制度が変わる「新NISA」に備え、是非、今のうちに準備を進めて頂きたいと思います。
取り組み方が、よくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。
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