こんにちは。
さて、今回は、ダウ平均が最高値を更新した「株式市場」について考えてみたいと思います。
7月中旬以降の株式市場は乱高下という言葉では足りないくらいの急降下、急騰を繰り返しました。
ただ、ここにきて、日米の株式市場は、やっと落ち着き取り戻してきたようです。米国のダウ工業株30種平均は、先週30日に7月中旬に付けた最高値を更新しました。S&P500種、ナスダック総合指数は、最高値更新とまではいかないものの、ほぼ最高値圏まで戻ってきています。
それに比べると、国内株式は、為替相場が145円前後と、一時の160円台に比べると、円高に推移している為、いまだに39,000円前後で足踏み状態です。
それでも急落前のエヌビディアに代表される一部のAI関連の銘柄に引っ張られていた状況から考えれば、だいぶ裾野が広がってきたようにも観えます。
ただ、今週末には、株式市場急落の大きな要因の一つとなった米国雇用統計が発表されます。
7月分の雇用統計が発表された8月2日の前日は494ドル安、当日は610ドル安、週明け5日は1,033ドル安と、たった3営業日で2,139ドルも下げました。
前回のように、日米の金融当局のトップの記者会見と、日程が重なるようなことはないため、一気に冷水を浴びせかけるようなことにはならないと今のところ考えています。
雇用統計は、そもそもブレの激しい経済指標ですので、一喜一憂される必要はありませんが、今年の残りの相場を見通す上で、重要な発表の一つであることには間違いありません。
指標を参考にした上で、あくまでも冷静に市場を注視していただきたいと思います。