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ディープシーク・ショック

こんにちは。

さて、今回は、1月27日のNY市場の「DeepSeek」ショックについて、考えてみたいと思います。

1月28日の朝、経済ニュースの報道で、27日のNY市場の終値をチェックされた方は、一瞬ご自分の目を疑ったのではないかと思います。

NYダウ平均は、289ドル(0.65%)高の44,713ドルでの引けでした。「昨日も米国株式は強かった」と思われた方は、ナスダックの終値を観て、驚かれたのではないでしょうか。

NYダウの上昇とは一転、ハイテク銘柄の多いナスダック総合指数は、前日比612ポイント(3.07%)安の19,341の引けだったのです。

この要因として指摘されたのが、中国のAI新興企業「DeepSeek」が発表した低コストで、少ないデータで利用する事ができる最新のAIモデルでした。

半導体の専門家ではありませんので、それがどれくらい凄いものなのか、低コストと言ってもどれだけコストが安くなるのかなどは、よくはわかりません。

ただ、市場は、この発表を受けて、今まで、米国株式市場をけん引してきたテクノロジー株に一斉に売りを浴びせました。中でも、今まで“1強”ともてはやされてきたエヌビディア株は、1日で17%も下落しました。これが他のテクノロジー株にも影響したようです。

この報道によって、これが一時的なショックなのか、それとも中国を含むアジア株への資金回帰のきっかけとなるのかは、まだわかりません。

今後、“米国株一人勝ち状態”に変化が起きるのか、引き続き市場を注視していきたいと思います。

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