こんにちは!
さて、前回、「投資家の心理」について取り上げましたが、人間の感情は、その時々に変化するため、相場の変動に応じて、一喜一憂することは、精神的にも負担となりますし、また「資産運用」の観点からも、好ましい結果が出にくいのが現実です。
そこで必要となるのが、「資産運用」、「資産形成」における“一定のルール”であり、“方法”です。
その最たる例が、今回取り上げる「ドルコスト平均法」と言えます。
今までも、メルマガやブログで何度となく、“ドルコスト平均法”を用いた「積立投資」をご紹介してきましたが、実際には、なかなか踏み込めない方も多いようです。
そこで今回は、改めて「ドルコスト平均法の魅力」について、詳細に解説したいと思います。
ここでいう「積立投資」とは、毎月一定額、投資信託や外国籍ファンドなどに投資を行う投資法のことを指しています。
また、「ドルコスト平均法」とは、元来、貿易などにおいて、「円」と「米ドル」の為替変動による“為替差損益”の影響を少なくするため、企業などが決済に必要な米ドルを、一定期間に一定額ずつ買い付けることによって、“為替の平準化”などを目的に、行われてきた方法です。
従って、「ドルコスト平均法」自体は、価格を「平準化」することが“目的”であり、その方法自体で、「運用益」が上がるというものではありません。
ただ、きちんと一定のルールに基づいて運用を行えば、現在のようなボラティリティ(価格変動)の高い相場環境の中においても、“強み”を発揮し、“リスクを低減出来る可能性”が非常に高いのが、「ドルコスト平均法」を用いた積立投資といえます。
では、次回は、実際の「ケーススタディ」を用いながら、より詳細に解説していきたいと思います。