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さて、プライベートエクイティ(PE)とは、ご存知のように、上場していない未公開株のことです。
世界のPE(プライベートエクイティ)の運用リターンは、2014年末から2024年秋ごろまでで、約10年間で3.6倍となっています。
同期間における米S&P500種株価指数が、3.3倍であったことから、PE市場にはさらに資金流入が加速しています。
日本のPEファンドの現状はどうかというと、2024年1月時点で、運用資産残高は1281億ドル(約19兆円)となっています。
世界全体の運用総額が、14.8兆ドルと言われているため、1%にも満たない状況です。また、GDPに占めるPE投資の割合は、米国や英国が1%以上に対し、日本は0.3%程度にとどまっています。
日本では一昨年から「新NISA制度」も始まり、資産運用に向かう“マネー”も増加傾向となっています。ただ、「資産運用立国」を目指すには、まだまだ高いハードルがあると言えます。
市場規模を考えると、今後は個人投資家も、「PEファンド」への取組みが必要な時代となっていくと思われます。
次回は、実際のプライベートエクイティファンドについて、取り上げてみたいと思います。