ヘッジファンドの運用実績(2022年1-3月期)

こんにちは!
さて今回は、今年の1-3月期のヘッジファンドの運用実績を観ておきたいと思います。
長引くコロナ対策、そして年初のウクライナ問題による経済への影響を受けて、ヘッジファンド業界も、全体では苦戦の四半期となりました。

米国の調査会社ヘッジファンド・リサーチ社によると、ヘッジファンド全体の運用成績を示すHFRI総合指数は、1-3月は、-0.8%と低迷しました。

最も苦戦したのが、割安な株を買って、割高な株を売るいわゆる「ロング・ショート戦略」で、-4.1%でした。
同戦略は、割合としてはロングを多めに保有するため、株式市場が下落基調の場合は、苦戦するケースが多くなります。
事実、この3月末のS&P500種の株価指数は、前年末比で5%程度下落しており、その影響があったものと思われます。

そして同じく苦戦したのが、企業によるM&A(合併・買収)などに収益機会を見出す「イベント・ドリブン戦略」でした。昨年は、活発だったM&Aですが、今年に入り、金額、件数ともに減少したため、運用実績は-1.4%となっています。

そんな中、好調な運用成績を残したのが「グローバル・マクロ戦略」のヘッジファンドです。
同タイプのヘッジファンドは、各国の経済状況や金融政策の分析を行い、投資戦略の決定を行います。したがって、見立て通りにマクロ経済が動けば、リターンを挙げることができます。
この1-3月は、他の戦略を尻目にプラスの6.8%の実績を残すことができました。マクロ戦略の多くのファンドは、米国の金利引き上げが継続すると見込み、債券を空売りしていたと見られています。
他の市場参加者が、ウクライナ情勢が緊迫する中、一時は金利が低下した時期も、継続してポジションを維持していたため、大きなリターンを挙げることができたようです。

このように一口にヘッジファンドと言っても、その運用戦略によって、利益を上げやすい相場環境というものは違ってきます。
従って、ヘッジファンド投資を行う場合には、どのような相場環境に強い戦略なのかをしっかりと理解しておく必要があります。

また、どんなに良い運用実績を挙げていたファンドだとしても、同じような戦略のファンドだけでは、“リスクヘッジ効果”はありません。
従って、ヘッジファンド投資を行う場合も、「分散」を行っておくことは非常に重要です。

相関関係の小さい違ったタイプのヘッジファンドを組み合わせることや、一つのファンドに複数のヘッジファンドが組み込まれている「ファンド・オブ・ヘッジファンズ」に投資するという方法も有効です。

また、ヘッジファンド投資は、「基幹ポートフォリオ」とは別に、サテライト投資を行うことも可能です。

ご要望に応じて、ファンドをお探しすることもできますので、ヘッジファンド運用に興味がある方は、一度こちらからご相談ください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

Scroll to Top