明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今回は、「万が一への備え」という事について、考えてみたいと思います。
この年末年始に、家でのんびりテレビを眺めていると、いろいろな映像を目にしました。
印象的だったものの一つは、昨年のお正月に放送されたもので、夏のオリンピックを待つばかりとなっていた国立競技場の報道です。
昨年のお正月の時点では、東京オリンピックが延期されるなどとは、誰も考えていなかったでしょう。
また、コロナ感染拡大が全くなかったら、米国ではトランプ大統領が、再選されていたかもしれません。
本当に世の中、先はどうなってしまうのか、全く予想がつかないという事を、つくづく感じさせられました。
そして、先がどうなるかわからないのなら、やはり、「どうなっても大丈夫」なように、しておくしかないということです。
自分の身は、自分で守らなくてはなりません。
現在、公的年金は、65歳から受給できますが、将来は、67歳とか、70歳からに、繰り下げられる可能性があります。
再雇用で65歳まで、あるいはもっと働けるかもしれませんが、収入は大幅にダウンしてしまうケースがほとんどです。
定年から公的年金受給開始までの間は、自分で必要なお金を、準備するしかありません。
そういった時に、力となってくれるのが、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。
会社が制度を導入している方は、もちろん「401k(企業型確定拠出年金)」を、フル活用してください。
よく確定拠出年金は、「60歳まで受け取れないから不便だ」という話を聞きます。
確かにその通りです。
従って、無理に大きな金額を、積み立てる必要はありません。
ただ、逆に言えば、銀行預金のように、いつでも引き出すことができないからこそ、“老後の貯え”には、ぴったりなのです。
気軽に引き出せると、欲しいものが出てくるたびに、下ろしてしまって、結局貯まりません。
優先順位NO.1の国の「資産形成」の制度、それが「確定拠出年金」です。
まだ始めていない方、加入していても、ほったらかしの方、まずは、年初にしっかりと「運用計画」を立てて、今年は「確定拠出年金」に取り組むことから、始めてみてはいかがでしょうか。