こんにちは。
さて、今回は、ほぼ毎日と言ってよいくらい「乱高下が続く株式市場」について考えてみたいと思います。
先週は、FOMC(米連邦公開市場委員会)と10月の米雇用統計発表と、2つの大きなイベントがありました。
FOMCでは0.75%の政策金利引き上げが決定されました。これ自体は、ほぼ市場の予想通りでしたが、次回12月の引き上げ幅は、0.50%になるのか、あるいは引き続き0.75%となるのかの思惑で、またまた市場は大騒ぎとなりました。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見は、日本時間11月3日の未明でしたが、発言の度に、市場は乱高下を繰り返しています。
2日のNY市場のダウ平均は、505ドル安での引けとなりました。この週だけを観ても、月曜日から順に、128ドル安、79ドル安、505ドル安、146ドル安、そして金曜日は401ドル高と、ほぼ毎日1%以上乱高下しています。ただ、週の終値を比較すると、10月28日と11月4日では、458ドル(1.4%)安と、日々の動きほどではないのです。まさに、“乱高下”です。
こういった様々な思惑による変動率の高い相場ほど、「積立」という手法には、うってつけです。
たまたま一週間という短い期間を例に挙げましたが、決まった金額を少しずつ仕込んでいく「積立」という手法は、長い時間で見れば、より効果を発揮する可能性が高まります。
話は飛びますが、報道によると、2022年度は、日本は過去最高の税収が期待できるそうです。ただ、残念ながら、それでも国の経費(歳出)を賄うには不十分で、国債がさらに増発される見込みです。“過去最大の税収”をもってしても、さらに国債を発行しないと運営できないのが、今の日本の現状なのです。
従って、やはり、自分の生活は自分で守るしかありません。
相場が低迷している今のうちに、将来に向け、「積立手法」などを用いながら、資産形成に少しずつ取り組み始めましょう。
取り組み方がよくお分かりにならない方は、いつでもご遠慮なくご相談ください。