さて、一昔前は、「人生80年」と言われていましたが、2018年の調査では、女性の平均寿命は87.26歳、男性が81.09歳となりました。
さらに、現在65歳の方の平均余命は、女性が24.43歳、男性が19.57歳と、90歳を超える方が珍しくなくなっているのです。そして、「100歳」以上の高齢者は、2018年の「老人の日」時点で、6万9785人となりました。2017年から2014人増え、48年連続で過去最高を更新しています。
従って、「人生100年は、俺(私)には関係ない」と思っている方でも、現実に自分や自分の周りで、気がつくと、100年時代が到来しているかもしれないのです。
もちろん、元気でなければつまらないですが、長生きすること自体は喜ばしいことです。
ただし、「資産(お金)」といった観点からすると、今までの考え方(やり方)では、「お金」が持たなくなる可能性があります。
というのも、今までのリタイアメントプランの考え方は、「60歳から65歳でリタイアし、それまで貯めた資金や退職金で、残りの余生(15-20年)を生きていく」というようなものでした。しかし、“終わり”が、15年から20年延びるとなると、話はだいぶ変わってきます。一生インカムゲインがある方は別ですが、自分の資産とわずかな公的年金だけで、生活していけるかどうか、不安ではないでしょうか!?
従って、今までは、
「20代から40代は、ある程度積極運用」、
「50代から退職までは、安定運用」、
「リタイア後は、預貯金を中心に資産保全」、
といった考えが一般的でしたが、もはやこれでは、100年時代の生活資金の確保は、難しくなってきたのです。
実際に、私たちの会社に相談に来られる50代以上の方にも、資産の一部は、ある程度積極的に運用する方法に、ご提案内容も変わってきているのです。