こんにちは。
さて、今回は久々にNISAの話題です。
今年からNISA口座を利用して、新しく運用を始められた方が、多くいらっしゃいます。
日本証券業協会が発表している2024年6月末現在のNISA口座数を観ると、全金融機関で2,428万件となっています。このうち、2024年になって新NISA制度のもと開設された口座数は、303万件です。
2023年の同期間の口座開設数は141万件でしたので、制度が変わって、2倍以上増えた計算になります。
今年、多くの方が新NISA制度のもとで、投信や株式への投資を始められたわけですが、最初の半年は、信じられないくらいの速度で、日米同時株高が進み、どんな投信や株を買っても、程度の差こそあれ、皆さん、それぞれ評価益が増えた状態になったことと思います。
ところが、7月の中旬くらいから雲行きが怪しくなり、8月5日に日米ともに株式市場の大暴落を迎えます。この時に、今年から運用を始められた方の評価益は、一気に吹き飛んでしまったかもしれません。
ただ、証券業協会のデータなどを観ますと、大暴落でも慌てて株式や投信を売却された方は少なかったようです。
結論から申し上げれば、慌てて売却されなくて、大正解だったと思います。
そして今後も、様々な要因で、各市場は乱高下を繰り返すと思われます。しかも、その大きさ(変動幅)は、年々大きくなっています。
ただ、いつ下がって、いつ上がるのかのタイミングを正確に予測できる人は、誰もいません。従って、急激に相場が下落しても耐えることができるように、「積立」という時間分散の方法を組み入れながら、NISA口座を利用して、「資産形成」に取り組んで頂きたいと思います。
その際重要なのは、「時間の分散」だけではなく、「資産クラスの分散」も行うことです。これを行うかどうかで、同じ期間運用をしたとしても、その“結果”が大きく変わってくる可能性が大きいからです。
具体的な方法論がよくわからない方は、まずはお気軽にご相談ください。
初回面談は無料でお受けしています。