さて、今日の数字は、世界における“日本の順位”です。かなりの低位となっていますが、日本はまだまだ女性の政治参加が遅れているようです。
世界の国会議員が参加する「列国議会同盟」が、2018年の各国議会の女性進出に関する報告書を発表しました。
それによれば、日本は193カ国中、前年より7つ順位を下げ、165位だったことが分かりました。
先進7カ国では、100位台の国はなく、また新興国を加えたG20においても、日本は最下位となっています。
世界全体に占める女性議員の割合は24.3%で、1995年から13ポイント上昇しました。米州が30%を超え、欧州が28.5%、アジアも19.6%となっています。一方日本はというと、10.2%に留まっているのが実状です。
世界では議席に占める女性の割合を一定以上にする制度が、すでに130カ国以上で採用されています。
政府も、「女性の社会進出」を掲げている割には、現実にはなかなか進まず、この分野では完全に“後進国”となっています。
新元号「令和」のもと、日本の政治も、“ダイバーシティ”が進むことに期待したいと思います。