さて、今日の数字は、人口です。国レベルでみると、世界の人口の45、46番目で、約2700万人が住むサウジアラビアやウズベキスタンと、同規模の人数です。果たして、何の人口なのでしょうか・・・
総務省が10月に発表した推計人口によれば、日本の70歳以上の人口は、前年比100万人増加し、2618万人となったとのことです。総人口に占める割合は20.7%と、初めて2割を超えました。
また、65歳以上の人口も、3557万人となり、こちらも総人口の28.1%を占め、過去最多となっています。
内訳をみると、女性は前年より24万人増えて2012万人。男性は20万人増加し、1545万人でした。
また、このような背景を受け、深刻な人手不足が進む中、労働市場でも高齢者の就業者数が拡大しています。
65歳以上の方の就業率は、男性が31.8%、女性が16.3%と6年連続で上昇しています。
10年以上前だと思いますが、政府の推計では、「2025年に4人に1人が65歳以上」と算出されていました。
それが実際には、すでに、約3人に1人が65歳以上、そして、人口の5人に1人が70歳以上の方となっています。
予想していた以上に、平均寿命が延びたこと、そして、出生数が100万人を下回るなど、推計通りにはなっていないようです。
とすると、政府が算出してきた様々な試算や推計も、大きく見直さなければならなくなることでしょう。
日本の将来に向け、経済、政治、外交などの問題は、ある程度政治家や官僚に知恵を絞ってもらうとして、私たち国民は、元気に「人生100年時代」を迎えられるよう“健康”、“仕事や社会とのかかわり”、“お財布の中身”、“趣味”など、自分で自分の人生を謳歌できるように、しっかりと準備しておく必要があるようです。