こんにちは!
さて今日の数字は、企業年金に加入されている方には、要注意のお話です。
会社を転職される際に、企業年金の資産を“移し忘れ”している人が急増しているようです。
先般の調査結果によれば、2022年度末時点の「企業型確定拠出年金(DC)」の元加入者の中で、118万人、額にして“2818億円”が放置されているという結果が公表されました。
企業に勤める人が転職などで会社を辞める際、「企業型DC」で積立していた資産は、転職先のDCへ、転職先にDC制度がない場合は、「個人型確定拠出年金(イデコ)」に移して、そのまま運用を続けることができます。
ただ、離職後、6カ月以内に手続きをしなかった場合は、その資産は国民年金基金連合会に自動で移る事となります。
これは「自動移換」と呼ばれる仕組みで、移換された資産は運用されずに、いわゆる“塩漬け”状態となると共に、毎年624円の管理手数料だけ目減りしていくこととなります。
DCの管理機関(運営管理機関連絡協議会)によれば、「企業型DC」の2022年度末における加入者数は805万3500人、総資産は18.8兆円となっています。
ということは、「自動移換」となっている人は、その内1割強にも達する事になります。
当社でも、「企業型選択制DC」の導入支援を行っていますが、顧問先企業には、入社時、転職時には、必ず手続きをするようにお知らせをしています。
公的年金と違い、「企業型DC」や「イデコ」は、将来、“自分自身が受け取ることができる年金制度”です。
しっかりとその意識をもって、管理して頂きたいと思います。
そして、言うまでもありませんが、掛金を預金にしていては、ほとんど増やすことはできないため、「積立投資」を是非とも活用して頂きたいと思います。
「企業型DC」、「イデコ」の運用プランはもちろん、「企業型選択制DC」の導入支援も行っておりますので、ご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。