さて、今日の数字は、自営業者のお話です。「人生100年時代」を迎え、65歳以上の方たちの意欲も高まってきているようです。
総務省の労働力調査によると、2018年、自営業者に占める65歳以上の方の割合が、前年比2%上昇し、213万人となり、全体の39.8%となったことがわかりました。
自営業者には「定年」がないため、年齢を重ねても、仕事を続けている人が多いと共に、定年退職後に、新たに起業する人も増えているようです。
また、45歳から54歳の年齢層でも、前年比3%増加し、102万人となっています。
逆に、20-30代は減少傾向にあり、68万人で、10年前より19%減少しました。
結果、全体では、日本の自営業者の数は535万人で、前年より7万人の増加となっています。
若年層は、人口が減少傾向で、しかも社会に出てすぐに事業を起こすのは難しいため、自営業者の数が伸びないのは致し方ないところです。
逆に、高齢者ほど、事業に取り組んでいる人が多いのは、良い傾向だと思います。
「人生100年時代」を生き抜くには、まずは健康が一番ですが、“やりがい”や“収入”なども重要な要素です。
その意味においても、“一生涯”働くことは良いことだと思っています。
私自身、老害にならないよう気を付けながら(苦笑)、一生仕事はしていこうと考えています。
いくつになっても、社会において、“必要とされる存在”でいることが重要なのだと思います。