さて、今日の数字は、“%”ですが、正直、衝撃的な数字でした。この記事を読まれている方の中には、「企業型確定拠出年金(401k)」に、加入されている方もいらっしゃるとは思いますが、この数字に該当されないことを願うばかりです。
「企業型確定拠出年金」は、2019年7月末時点で、719万人が加入している制度です。
この度、投資教育サービスを行っている企業が、導入している企業の従業員調査を行い、約2万6000人から回答を得ました。
それによると、なんと“57%”もの人が、「自分の掛け金を知らない」と回答したのです。さらに、自分の年金残高をウェブなどで確認したことがある人は、51%しかいないことがわかりました。要は、「内容がよくわからない」、「興味が無い」といった状況となっているのです。
いま、まさに巷で話題になっている「老後に2000万円足りない問題」からは、想像できない関心の無さです。
以前からお伝えしている通り、「確定拠出年金」は、企業型(401k)、個人型(iDeCo)とも、今の厚生年金と違い、「自分に必ず返ってくる年金制度」です。
であるにも関わらず、何故、これだけの人が、関心が無いのでしょうか!?
考えられる最大の理由は、加入している人の大半が、大手企業の従業員であるため、自分自身で掛け金を支払っていないことにあります。つまり、会社の福利厚生として、制度が導入され、自分の意思で加入した制度ではないため、「関心が無い」、「よくわからない」といった方が多いのです。実際、私たちのところにも、大手企業の従業員の方から、「確定拠出年金をどうしたらよいのかわからない」といったご相談が良く寄せられます。
それに比べ、主に中堅中小企業向けの「選択制企業型確定拠出年金」の加入者は、皆必死です。
企業が制度の導入をしてくれたとしても、
「自分は加入するかどうか」
「いくら掛け金をかけるか」
「何で運用するか」
すべて自分で決めなければなりません(決めることができます)。
私たちはその支援をしていますが、自分自身の「資産形成」、「老後資金の準備」ですので、やはり、関心を持って、真剣に取り組んでいる方は、“結果”が出ています。
また、預金で無く、運用をされたい方には、「運用プラン」も提供しています。
もしあなたが、「企業型確定拠出年金」に加入されていて、“放置状態”にしているなら、一刻も早く、上記の“57%”から脱出してください。
10年、20年後に大きな“差”となって、自分自身に返ってきますので。