今日の数字「71.5%と40.7%」 Ifa Japan

今日の数字「71.5%と40.7%」

こんにちは!
さて、今日の数字は、日本の「国民年金の納付率」です。

2つの数字、かなり差がありますが、あなたは、どちらの数字が重要だと思われますか?

このほど、厚生労働省が、2020年度の国民年金の納付率を発表しました。それによれば、前年度比で2.2%増加し、“71.5%”となりました。加入者数は、20年度末で1449万人と、前年度よりは4万人減少しましたが、これで、9年連続で、納付率は改善したとしています。

一方、確認しておかなければならないこととして、国民年金は、低所得などを理由に保険料を全額免除、または猶予されている方たちがいることです。

20年度の免除・猶予者は、前年より26万人も増加し、609万人と過去最多となりました。新型コロナ・ウイルスの影響などにより、職を失ったり、収入が減った方たちが、増加したと見られています。

そして、ここで確認しておきたいことは、上述の納付率には、これらの免除・猶予者は、計算上、対象者として算入されていないという点です。

免除・猶予者を含めた全体の納付率を計算すると、納付率は、一挙に“40.7%”にまで低下してしまいます。

支払うべき人の4割しか、納付されていないのが実情なのです。

将来もらえる年金がどうなるのか、どちらの数字を念頭に置いておくべきなのか、しっかりと認識しておく必要があります。

いずれにしても、公的年金だけでは、老後の生活設計が難しくなるのは間違いありません。

“公的自分年金制度”である「個人型確定拠出年金(iDeCo)」などをうまく活用し、将来に備えることが非常に重要と言えるでしょう。

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