こんにちは!
さて、今日の数字は、日本の“農産品の輸出額”です。
日本は食料自給率が低いイメージがありますが、農産品の輸出は、“過去最高”となっています。
農林水産省の発表では、2020年の農林水産物・食品の輸出額が、2019年に比べ、1.1%増加し、“9223億円”になったとのことです。
新型コロナの影響で、上半期は、前年同期比8.2%減少しましたが、7-12月の下半期は、10.1%増加し、これで「8年連続過去最高」を更新しました。
国・地域別には、中国、ベトナム、台湾などに輸出しており、主な品目としては、カツオやマグロ類などの水産物、日本産ウイスキーなどのアルコール飲料、そして乳酸品などの輸出が伸びています。
日本政府は、農林水産品・食品の輸出を2025年までに2兆円、30年までに5兆円に増やす目標を掲げていますが、この数年、微増での推移となっているのが現状です。
それにしても、日本の食料の大半は、輸入に頼っている中、額はまだまだ少ないですが、輸出額も伸びているのは、ある意味驚きでした。
一方、日本の食料自給率(カロリーベース)は、令和元年で38%に留まっています。
畜産の飼料や小麦など、6割以上を輸入に頼っているのが実情です。
万一、食料の輸入が滞ることになると、1日三食“お芋”を食べる生活が待っているのだとか。
日本の特産品の輸出を伸ばすことも重要ですが、まずは、「食料自給率」を高めることが必要なようです。