こんにちは!
さて、今日の数字は、ここ数年、何度か取り上げてきた国際社会における日本の順位です。
調査対象の世界の156か国中、先進国とは思えない順位で低迷しています。
「男女平等」と言われて久しい日本ですが、世界の評価は厳しいものがあるようです。
さて、今年も世界経済フォーラム(WEF)が、男女平等がどれだけ実現できているかを数値化した「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しました。
それによると、日本は、前年より1つ順位を上げたものの、相変わらず120位と低迷しています。
調査は、「経済」、「教育」、「医療へのアクセス」、「政治参加」の4つの分野で評価されます。
日本は、「教育」や「医療」の分野では、男女格差が少ないため、90点以上の評価となっている反面、男女の所得格差、女性管理職や政治家の少なさから、「経済」と「政治参加」で、大きく点数を下げています。
ちなみに上位の国を観てみると、
1位 | アイスランド |
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2位 | フィンランド |
3位 | ノルウェー |
4位 | ニュージーランド |
5位 | スウェーデン |
と、この手の調査では常連の北欧の国が、上位にきています。
一方、日本の上位の国を観てみると、
117位 | ガーナ |
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118位 | ギニア |
119位 | アンゴラ |
と、日本はアフリカの国々より、低い評価となっているのです。
WEFの試算によれば、ジェンダー・ギャップが解消されるには、約135年かかるとしています。
とはいえ、先進国に仲間入りしている日本は、漫然としている状況ではありません。
大きく変化することを好まない国民性ではありますが、国際競争力を高め、世界をリードできる国であるためにも、ここは国を挙げて、“ジェンダー・ギャップ解消”に、舵を切る必要があるといえるでしょう。