こんにちは。
さて今回は、再び「円安」に動きはじめた外国為替市場について考えてみたいと思います。
日本がお盆中の8月14日に、外国為替市場では再び1米ドル145円台前半を付けました。
すでに先週、日本が「山の日」で祝日だった金曜日の海外市場では、145円台となっていたため、特に大きなサプライズではありませんでした。
ただ、150円まであと一歩というこの段階になってくると、実際の介入か口先だけかは別にして、「日本の財務省からの為替介入があるのでは」という懸念が大きくなってきます。
東日本大震災以前は、日本の輸出が大きかった為、為替レートは放っておくと、円高に動きがちでした。ただ、今や日本は輸出大国ではなくなりました。
石油の値段に振り回されるのは昔から変わりませんが、以前はそれを受け止めることができる輸出金額がありました。
それが今や、製造業の海外移転が進んだことや資本の動きがますます自由化され、放っておくと、為替レートは円安方向に動きがちです。
1ドル150円を目前にして、財務省の介入で円高に振れるかどうかは別にして、やはり中長期の「資産形成」の観点からは、外貨建ての資産も一部保有されることを、お勧めいたします。
その際に重要なのは、円資産だけしか保有しないというリスクを、外貨建て資産を持つことでヘッジすることが目的ですので、その時々の為替レートで一喜一憂しないということです。
資産クラスの分散はもちろん、「通貨分散」、積立という「時間分散」など、自身の「資産形成」のためには、是非この「分散」という考え方を活用して頂きたいと思います。
具体的な活用方法については、まずはお気軽にご相談ください。