こんにちは!
さて前回は、ヘッジファンドの中でも苦戦が続く“CTA戦略”を取り上げましたが、今回は、反対に好調を維持している“アービトラージ戦略”のファンドをご紹介したいと思います。
アービトラージ戦略とは、CTA戦略同様、株式市場だけでなく、為替市場、コモディティ市場などでも利用されています。
“アービトラージ”とは、日本語にすると「裁定取引」と呼ばれ、金利差や価格差に注目して、割安な投資対象を買い、割高な投資対象を売るポジションを取ることで、「順張り」とは違い、両者の「サヤ」を抜こうとする手法のことです。
従って、「サヤ取り」や「スプレッド取引」とも呼ばれています。
今回取り上げるファンドは、商品(コモディティ)の先物市場を投資対象に、裁定取引(アービトラージ戦略)で運用を行っているファンドです。
当ファンドを運用するのは香港にある運用会社で、ファンド・マネージャーは、大手ヘッジファンド会社で運用経験が豊富なチームで構成されています。
具体的には、金、銀、銅などの貴金属、非鉄や大豆、小麦などの穀物を投資対象として、世界各国のマーケット(証券取引所)で取引を行い、目標ターゲットリターンは年間20%と高く、アグレッシブな取引を行っているのが特徴です。
では、まずはファンドの運用実績を観てみましょう。
2019年 | 28.0% |
2020年 | 4.7% |
2021年 | 22.8% |
2022年 | 33.7% |
2023年 | 48.0% |
2024年7月末現在 | 6.5% |
年間収益率(過去5年) | 32.3% |
標準偏差(過去5年) | 11.0% |
シャープレシオ(過去5年) | 1.8 |
※2019年から2023年6月末までの成績は、機関投資家クラスのファンドのみ運用していたため、記載されている成績は、個人投資家が負担すべき手数料を反映したバックテストデータとなります。2023年7月以降は、当ファンドの実績です。
まだ運用実績は比較的浅く、ハイリスクハイリターン型のファンドですが、これまで優秀な成績を収めていることがわかります。
その他、ファンド概要は、以下をご覧ください。
ファンド形態 | ヘッジファンド |
運用戦略 | アービトラージ戦略 |
設立地域 | バミューダ |
投資通貨 | 米ドル |
購入手数料 | 無 |
解約手数料 | 無 |
解約通知 | 2日前 |
マネジメントフィー | 2.0% |
パフォーマンスフィー | 20% |
取引頻度 | 毎週 |
最低投資額 | 投資口座により異なるため、お問い合わせ下さい。 |
なお、上記ファンドに関するご質問、ご相談については、「2024-11アービトラージ戦略ファンド」のファンド名で、お問合せください。
基本、当ファンドは、機関投資家をはじめとする「プロ投資家」を対象としたファンドのため、投資をご検討される場合は、あくまで余裕資金での“分散投資先”として検討するのが良いと思います。
ご参考としてください。