さて、今回は、「2021年春に向けた就職活動」について、少し考えてみたいと思います。
梅雨で、うっとうしい気候が続く中、毎日リモートで面接を受けている4年生の皆さん、2022年に卒業、就職を控えて、先輩達の大変な様子を見ながら、不安な日々を過ごしている3年生の方々、お察しいたします。
ただ、つたないながらも自分の経験から申し上げると「人間、万事塞翁が馬※」です。
※人生における幸不幸は予測しがたいため、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。
当時学生だった私は、日本の銀行に入ろうと思っていました。しかし、運の悪いことに、後に「オイル・ショック」と呼ばれる原油価格の高騰の影響で、新卒学生の採用状況は、その1年前とは180度変わってしまいました。
業種を問わず、みな採用中止か、採用大幅減です。
紆余曲折の末、無事、就職はできましたが、振り返ると、当時志望していた日本の銀行4行の名称は、今では、もう影も形もありません。
そして、現在、IT関連企業がもてはやされていますが、20年後、30年後に、それらの企業が、今の形で生き残っているかどうかは、誰にもわかりません。
やはり物ごとは、考えようです。
準備を怠って、いい加減にするのではなく、あくまで、一生懸命努力して、準備もしなくてはいけませんが、“結果”に対して、悲観したり、逆に有頂天になる必要は有りません。
運用も同じです。
新型コロナはいつ収束するのか予想もつきませんが、きっと数年後には、ワクチンも出回るようになり、「2020年は大変な年だった」と思い返す時が必ず来るはずです。
まだまだ米国を中心に、変動率の高い相場は終わりそうにありません。
ただ、最もよくないのは、やはり相場は怖いと言って、下落の真っ最中に退出してしまうことです。
気持ち的に不安なのは、就職を控えた学生も、相場の下落を目の当たりにした投資家も同じです。
違うのは、相場の下落時は、「資産形成」を始める“絶好の機会”だということです。
コツコツと地道に、積立などの手法で、将来の「資産形成」に向けて取り組みを始めましょう。
あとは、“始め方”を間違わないことです。
何事も始めが肝心だからです。
まずは、しっかりとプランを練る事から始めてみませんか。
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