さて、今回のテーマは、「投信の組み合わせ」についてです。
最近、内外のあちらこちらで、物騒な発言が相次いでいます。
本気で戦争をやりたい人はいないと思いますが、戦争とまではいかなくとも、難民等の問題で国内が分断することや、他国との貿易、知財に関わる紛争は、世界のあちらこちらで起きています。
そういった環境下では、金融や株式、商品といった市場も、様々な影響を受けます。
しかし、将来はこうなるといった予想は、結局当たるかはずれるのか、誰にも分かりません。
「資産運用」の世界で、それに、対応していくには、結局どうなっても良いように、「様々な資産クラスの組み合わせ」で、“分散”しておくことが一つの有効な戦略です。
例えば、日本のTOPIXのインデックス投信と、国内REITに投資する投資信託2本、合計3本のパフォーマンスを比較してみます。
TOPIX投信 | REIT投信A | REIT投信B | |
---|---|---|---|
トータルリターン1年 | -7.15% | 13.76% | 14.52% |
トータルリターン3年(年率) | 8.45% | 3.64% | 4.28% |
トータルリターン5年(年率) | 8.70% | 7.95% | 10.28% |
(出所:モーニングスター、2019年4月30日現在)
株式がさえない時には、派手さはなくとも、コンスタントに賃貸料収入を稼ぐREITが、有効な事が良く分かります。
単に株式に投資する投信と、REITに投資する投信という組み合わせだけでなく、他にも、海外株式、内外債券、オルタナティブ等、様々なものに投資する投信があります。
大事なことは、どれか一本の投信に頼るのではなく、国内・海外の情勢がどうなってもよいように、各資産クラスに投資する投資信託を、「自分の目的」に合わせて、組み合わせるということです。
それが、「アセットアロケーション(資産配分)」の考え方です。そして、その配分された資産クラスの中で、どの投資信託が最も「自分の目的」に適しているかを考え、「ポートフォリオ」を構築していくことになります。
一度、そのような“プロセス”を、体験してみてはいかがでしょうか!?
今週は、5月24金曜日の午後が、ご予約可能となっています↓