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拡大が続くETF市場

こんにちは!

さて、今回は、拡大が続くETF市場にフォーカスしたいと思います。

世界のETF市場への純資金流入額は、昨年1兆5400億ドル(約230兆円)と、前年比85%も増加し、過去最高を更新しました。

米国の株価指数に連動する銘柄を中心に増加すると共に、新たに、暗号資産(仮想通貨)であるビットコインへ投資できる手段として、その受け皿にもなっています。

世界のETFの残高を観ると、2024年末時点で13兆9460億ドル(約2092兆円)にまで拡大し、2023年末からは26%の増加となっており、日本のGDPの3倍以上の資金が投入されている計算です。

その中身を観ると、上述の通り、“米国1強”が鮮明となっています。

資金流入した7割が、米国上場のETFで、中でも最も資金を集めたのが「S&P500種株価指数」に連動した運用成果を目指すETFで、昨年末の残高は5800億ドル(約87兆円)を超えました。

一方、昨年末の残高で、特徴的だったことの一つとして、「アクティブ型ETF」の残高が伸びた点も挙げられます。

従来、ETF市場は、株価指数への連動を目指す“インデックス型”が人気でしたが、連動する指数を持たず、市場平均を上回る運用成績を目指す“アクティブ型”に、約2割の3300億ドル(約50兆円)もの資金が流入しました。

運用残高も初めて1兆ドルを超え、ETF残高に占める割合も、2020年には3%程度だったものが、2024年末には倍以上の7.5%を占めるまでになっています。

ETF全体の市場規模の拡大と共に、より高いリターンを求める投資家が、増加傾向にあると言えるでしょう。

次回は、「金(ゴールド)」に投資するETFを、取り上げてみたいと思います。

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