さて、今回は、先週後半の「株式市場の急落」について、考えてみたいと思います。
11月23日は、「勤労感謝の日」で日本は祝日でした。米国では25日が「感謝祭」で休場、26日も祝日明けということで、株式は午後1時までの取引でした。
そのような“のんびりした雰囲気”の中、飛び込んできたのが、「南アフリカで、新型コロナの新たな変異型が見つかった」という報道でした。
26日の東京市場では、日経平均は747円(2.5%)下落して、28,751円で引けました。また、NYダウも26日は、905ドル(2.5%)の下げとなり、感謝祭明けのクリスマスや年末に向けての買い物気分も、吹き飛んでしまう日となりました。
もとより医学のことではありますし、まだ、詳しいことは何もわかっていないようですが、やはりこのような時に大事なことは、あまり“一喜一憂”しないことだと思います。
決して、簡単に考えているわけでもなく、油断しているわけでもありませんが、さりとて、心配したからと言って、新たに見つかった変異型ウイルスが姿を消してくれるわけでもありません。
振り返れば、まだコロナがこんな問題になる前の2019年末の日経平均は、23,656円での年末越えでした。NYダウ平均は、28,538ドルで12月31日の取引を終えています。
今回、急落したといっても、日経平均は28,000円台、NYダウは34,800ドル台です。
従って、特に、「資産形成」にあたっては、あまり目先の動きにとらわれることなく、中長期的視点に立って、淡々とお取組みいただくことが肝要と言えます。
逆に言えば、目先の動きに、“一喜一憂”せずに済むためには、しっかりとした「プランニング」が重要ということです。
将来の「資産形成」に向けて、何かしら“不安”がある方は、まずはお気軽にご相談いただければと思います。