こんにちは!
さて、今年から始まったNISAが追い風となり、個人の資金が外貨建て投信に、継続して流れ込んでいます。
代表格は、MSCIの「全世界株指数(ACWI)」をはじめとするインデックス投信です。
同ファンドは、現地通貨建てでも上昇していますが、円建てで観ると、さらに運用成績を押し上げられている格好です。
昨年末1ドル=141円程度だった円相場が、「円安」に推移してきたからです。
この傾向は、もう少し長い期間で見るとさらに大きな差となって表れており、いわゆる中長期に、外貨建てファンド(投信)を、「積立手法」などを用いて続けていた方が、恩恵を多く受けていることがわかります。
「円安」によって、国内の物価が高騰し、私たちの生活に影響が出ている状況ではありますが、外貨投資されている方は、その一部を“ヘッジ”できていると言えます。
ただ、ファンドに関しては、ACWIなどの世界株の場合、時価総額が大きい銘柄に偏重することとなるため、当社としては、各地域・セクター別のファンドへの「分散投資」を推奨しています。
日米の金融政策が、少し変化し始めてはいますが、新NISAを用いた「つみたて投資」も拡大しており、安定した国内個人マネーの海外流出が、急激な為替変動の抑止力になると見られています。
そしてこのような状況を目の当たりにすると、やはり“リスク分散”の観点からは、ある程度の「外貨保有」は必要ではないかというのが、昔からの私の持論です。
為替動向にあまり左右されない方法としては、「外貨建て積立投資」を改めて、検討されてもよろしいかと思います。
ご興味がある方は、まずはお問い合わせください。