日本の対外純資産

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さて、財務省によれば、昨年末の日本の対外純資産額は、411兆1841億円となり、過去最大を更新しました。

内訳を観ると、海外資産の残高は前年比9.2%増の1249兆8789億円でした。国内企業によるM&Aなどを通じた直接投資が増加したと見られています。

一方、海外から日本への投資も6.2%増加し、838兆6948億円となっています。日本への直接投資とともに、株式や債券などの証券投資も増加傾向となっています。

これで対外純資産は、前年比15.8%増加した計算になりますが、その大きな要因には、「円安」が挙げられます。
2021年末の円相場は1ドル=115円12銭でした。20年末に比べ、1割以上も円安・ドル高が進んだため、外貨建て資産の評価を、81.8兆円も押し上げることとなったからです。

年が明け、ウクライナ情勢、そして冒頭述べたように、米国の利上げなどによって、現在の為替レートは1ドル=137円前後と、さらに「円安」が進んでいます。対外純資産の残高が、年末から大きく変わっていなければ、さらに為替換算で、19%強「円建て評価額」が増えている計算です。

財政不安が取りざたされる中、日本が31年連続で、“世界最大の純債権国”である意味合いは大きいと言えます。

そして、これは国レベルの問題だけではなく、個人の「資産形成」においても、金融資産の一部を「外貨保有」する意味が、明確に表れている状況と言えるでしょう。

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