こんにちは。
さて、今年になって、いやというほど、値上げのニュースを耳にしましたが、10月には更なる値上げラッシュが待ち構えています。数え方にもよりますが、2022年になってから、すでに値上げされた物、あるいはこれから値上げされる物の数は、2万品目を軽く超えるそうです。
値上げの是非は別として、同じ量の買い物をしても、今までより支出が増えることとなります。
銀行や郵便局に預貯金をしていると、確かに名目の元本は保証されます。100万円は、利息や利子はほぼゼロですが、100万円のままです。但し、買う対象の物が5%、10%と値上げされれば、100万円の購買力は、95万円や90万円に目減りすることとなります。
物価が上昇する分、賃金や年金が上昇するなら、心配する必要はありません。ただ、今の時代、賃金が物価上昇率をはるかに超えて上昇するという事は、考えにくいのが現実です。さらに、年金に至っては、賃金上昇率以上に上がることなどあり得ません。それどころか、今の水準が、ずっと維持される保証すらどこにもありません。
今年になってから、世界中の株式市場が急落した為、預貯金かタンス預金しかされていない方は、「やっぱり投資などしなくて良かった」と安堵されていると思います。
ただ、下がった物は、またいつか上がるのが世の常です。預貯金は、名目(額面)では減らなくても、実質価値は減る一方で、株式市場のように膨らむこともありません。今のように物価が上昇を始めると、“使用価値”は徐々に減る一方となります。
もちろん、お金がいつ、どこで必要になるかはわからないため、それに備えてある一定分を現預貯金で確保しておくことは重要です。ただ、現預貯金では、今のような物価上昇時の“インフレヘッジ”にはなりません。
従って、今後も続くと考えられる物価上昇に対処する為には、計画的な「資産形成」への取り組みが必須です。
取り組み方がよくお分かりにならない方は、まずは、ご遠慮なくご相談ください。