明暗が分かれる日米株式 ifa japan

明暗が分かれる日米株式

こんにちは。

2023年がはじまり、3週目に入りました。
今回は、年初から珍しく明暗が分かれている「日米の株式」について考えてみたいと思います。

昨年は、株式にとっては本当に厳しい年でした。日米ともに良かったのは新年の最初の2営業日だけで、そこを最高点に、あとは上下動を繰り返しながら、下落基調の一年でした。

ただ、今年はどうも様子が違うようです。少なくとも先週金曜日までの9営業日では、米国株式市場は、ダウ平均で6勝3敗でした。年末と比較して、3.5%近く上昇しています。

一方、日経平均は、先週末までで、7営業日で5勝2敗でした。ただ、年末比では、0.10%高とほぼ横ばいです。

日米の明暗を分けているのは、どうやら「金利の先行き」のようです。

米国金利は、今後も上昇する可能性がありますが、だいぶ“天井”が意識されるようになってきました。

それに対し日本は、昨年12月20日の金融政策決定会合で、 10年物国債金利の変動幅を、0.25%から0.50%に拡大しました。日銀は政策変更ではなく、ただの通過点だと説明していますが、市場は今後も日本の金利上昇は続くのではないかと疑心暗鬼になっています。

そんな中、株式や債券で投機的な行動をとるのに躊躇する投機筋は、とりあえず一番流動性のある外国為替市場で、まずは「ドル売り円買い」を仕掛けています。

外国為替市場の流動性は、株式や債券などの他の市場とは、比較にならないほど大きいので、万が一思惑通りにならなかった時でも、すぐ逃げ出せるからです。

この「ドル売り円買い」の動きが、日本株の“重し”となっているようです。

このように、今年も先行き不透明な幕開けとなりましたが、市場動向で一喜一憂するのは投機筋に任せて、個人投資家は、相場の変動をうまく活用しながら、「資産形成」に取り組んでいただきたいと思います。

取り組み方がよくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。

年初にしっかり計画を立てましょう。

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