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最近の相場変動の要因

こんにちは!

さて、2024年8月2日から翌週の5日にかけて、日本の株式市場は大きく下落しました。

特に、今年から新制度となったNISAで、初めて資産運用に取り組んでいる方には、不安と共に、「やはり投資は怖い」と感じた方も少なからずいたのではないかと思います。

そこで今回は、「相場が大きく変動した要因」について、考えてみたいと思います。

もともと米国の金利引き上げと、長らく続いていた日銀の低金利政策により、日米の金利差が拡大し、為替は「円安基調」となっていました。

また、米国経済も安定を示す各種指標が続いていたため、株式市場は日米ともに、順調に推移していました。

ところが7月下旬辺りから、米国経済に陰りが見え始め、またそこに追い打ちをかけるように日銀が政策金利引き上げを発表したことにより、今まで「いずれはどこかで調整(下落)がはいるだろう」と言われていた相場が、一気に反転します。

その結果、8月5日の東京株式市場においては、日経平均株価の終値は、前週末比4451円28銭安と、1987年10月20日に米株式相場の大暴落「ブラック・マンデー」の影響による下落幅3836円48銭安を超えて、過去最大の下落幅となりました。

一転、翌6日には、今度は、日経平均株価は大幅に反発し、前日終値より3217円04銭(10.23%)高い3万4675円46銭で取引を終えました。こちらの上げ幅は、1990年10月2日の2676円55銭を上回り、こちらも過去最大となったのです。

年明け以降、「円安」を背景に、日本企業が実態以上に“買われ過ぎ”の相場であったことも、変動幅に拍車をかけたと言えます。

現在のマーケットでは、トレーディングされる資金の量、そしてそのスピードは、従来とは比べものにならないほど、急速に膨れ上がっているため、ある“きっかけ”によって、相場は想定以上に変動します。

過去最高の下げ幅、そして上げ幅を記録したのも、まさに最近の“マーケットの特徴”と言えるでしょう。
そしてこのような傾向は、今後ますます進むものと思われます。

では、このように変動著しい相場の中で、私たちはどのようにして「資産形成」に向き合えばよいのでしょうか。
次回は、「資産形成への向き合い方」について、考えてみたいと思います。

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