こんにちは!
さて今回は、2年前に初めてご紹介した株式ロング・ショート戦略のファンドのその後の実績について、検証してみたいと思います。
運用しているのは、ロンドンに本社を置くブティック系のヘッジファンド会社です。
当ファンドは、世界の株式市場(20種類以上の株価指数)を投資対象とし、長期投資のポジションを取りながら、市場動向を分析し、ロング(買い)とショート(売り)のポジションをアクティブに入れ替えながら取引を行う「株式ロング・ショート戦略」を採用しています。
株式の下落時にも利益を上げることを目標とするとともに、独自の管理システムを通じて、相対的なボラティリティとリスクの管理を行っています。
運用実績は2020年2月からとまだ日が浅いファンドですが、運用を行っているのは、大手ヘッジファンド会社に在籍していた経験豊富なファンドマネージャーです。
では、具体的な実績を観てみましょう。
シミュレーション期間を含めたパフォーマンスは、以下のようになっています。
2016年 | 5.9% |
2017年 | 15.6% |
2018年 | 4.2% |
2019年 | 19.8% |
2020年 | 43.9% |
2021年 | 44.0% |
2022年 | 37.9% |
2023年 | 15.6% |
2024年6月末現在 | 4.5% |
年間収益率 | 22.3% |
標準偏差 | 11.4% |
シャープレシオ | 1.8 |
最大ドローダウン | 6.0% |
※2016年~2020年1月までの数字はバックテストデータの数値です。
評価できる点としては、株式の主要指数が、年間でマイナスを記録した2022年においても、高い収益を上げたことです。
トレンドフォロー戦略も、運用プログラムに組み込まれているため、下落トレンドでのショート(売り)ポジションで、リターンを確保したと考えられます。
また、最初にご紹介した時点では、運用実績はまだ2年でしたが、4年経過した現在も、いまのところ、「年間でマイナスを記録した年がない」点は、評価できるのではないかと思います。
その他、ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンドタイプ | 株式ロング・ショートファンド |
設立地域 | 英国領バージン諸島 |
投資通貨 | 米ドル、円、英ポンド、ユーロ |
購入手数料 | 無 |
解約手数料 | 無 |
解約通知 | 35日前 |
マネジメントフィー | 1.0% |
パフォーマンスフィー | 10% |
取引頻度 | 月次 |
なお、上記ファンドに関するご質問、ご相談については、「2024-09株式ロング・ショートファンド」のファンド名で、お問合せください。
まだ運用実績の少ないファンドですので、あくまで余裕資金で、“分散投資先”として考えるのが良いと思います。
ご参考としてください。