こんにちは!
さて、今回は、マルチアセット型ファンドの検証を行いたいと思います。
当該ファンドは、2020年6月より、当社のメインサービスである海外PMSの「モデル・ポートフォリオ」で、採用しているファンドです。
運用会社は、世界最大級の資産規模を誇ります。
投資対象は、株式を中心に、債券、コモディティ、キャッシュなど、複数の資産クラスに投資することで、“リスク分散”を図りながら、ファンドマネージャーが流動的に、アセット・アロケーションの変更を行っています。
まずは、1年前と現在のアロケーション(資産配分)の変化を観てみましょう。
1年前は株式63%、債券25%、コモディティ3%、キャッシュ9%に振り分けられていましたが、現在は株式67%、債券18%、コモディティ0.2%、キャッシュ15%となっています。
具体的には、以下のような配分となっています。
1年前 | 現在 | |
米国株 | 40.2% | 44.2% |
米国債券 | 15.7% | 7.5% |
欧州株 | 14.5% | 15.3% |
新興国株 | 5.6% | 5.6% |
欧州債券 | 4.8% | 3.6% |
新興国債券 | 2.8% | 4.9% |
日本株 | 2.5% | 1.3% |
アジア債券(日本以外) | 1.0% | 1.6% |
日本債券 | 0.9% | 0.4% |
アジア株(日本以外) | 0.6% | 0.3% |
コモディティ | 2.5% | 0.2% |
キャッシュ | 8.9% | 15.1% |
特に、この1年の市場環境の変化を受けて、先進国債券とコモディティの比率を下げて、先進国株式とキャッシュの比率を上げていることがわかります。
次に、運用実績を見てみましょう。
2016年 | 3.24% |
2017年 | 12.83% |
2018年 | -8.87% |
2019年 | 16.80% |
2020年 | 19.72% |
2021年10月末現在 | 6.47% |
この1年も、しっかりとベンチマークを上回る成績を出しており、1年前からの成績は“21.21%”と、評価できるパフォーマンスを残していることがわかります。
その他、ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンドタイプ | マルチアセット型ファンド |
ファンド形態 | UCITS |
設立地域 | ルクセンブルグ |
投資通貨 | 米ドル |
購入手数料 | 無 |
解約手数料 | 無 |
マネジメントフィー | 1.50% |
パフォーマンスフィー | 無 |
取引頻度 | 毎日 |
このような「マルチアセット型ファンド」は、世界中に数多くありますが、その運用成績は大きく異なっています。
当社では、同じカテゴリーのファンドと比較して、3~5年平均でより優秀な成績を収めているファンドをリサーチし、当社独自の推奨リストに加えて、適宜投資助言を行っています。
なお、当ファンドに関してのご質問やご相談については、「マルチアセット型ファンド」と記入いただき、以下のフォームより、お問合せください。
ご参考となれば幸いです。