こんにちは。
今回は、まだ年が明けたばかりですが、ここまでの市場を簡単に振り返ってみたいと思います。
まず、1月6日に発表された米国の12月の雇用統計です。非農業部門の雇用者数は前月比22.3万人増と、市場の20万人程度の増加という予想を上回りました。また、失業率そのものも、3.5%と予想より低下しました。ただ、賃金上昇率が市場予想を下回ったことで、景気減速、すなわち金融政策の転換が期待できるという事で、 NYダウは当日700ドル強上げて取引を終えています。
そして次は、1月12日の米消費者物価指数(CPI)です。こちらは前年同月比の上昇率が6.5%と発表され、市場の予想通りでした。この日もNYダウは、216ドルを超える上げとなり堅調でした。
先週末の1月27日現在NYダウは33,978ドルで、12月末の終値を2.5%ほど上回っています。
そしていよいよ1月最大の試練ともいえる米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)による今年最初の連邦公開市場委員会(FOMC)が、1月31日、2月1日の2日間に渡って開催されます。今回は0.25%の政策金利引き上げが決定されると予想されていますが、問題は2月1日の会議終了後のパウエル議長の記者会見です。
年明けの“3大発表”の最後となりますが、ここを乗り切れば、年初の株式市場には、やや期待がもてるかもしれません。
とはいえ、当社がお勧めしているのは、短期の売買ではありません。ご自分の将来のための「資産形成」に、積立手法などを利用しながら、少しずつ取り組み始められればよろしいかと思います。
株式市場が本格的に回復しきってしまう前に、まずは、しっかりと「計画」を立てることが重要です。
計画の立て方、取り組み方がよくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。