こんにちは!
さて前回は、「海外分散投資のメリット」について、ご紹介しました。では実際に、「海外分散投資」はどのように始めたらよいのでしょうか。
大きく分けてその方法には、“3つ”あります。
一つ目は、海外の金融機関やIFA(中立なファイナンシャルアドバイザー)などを通じて、海外ファンドを購入する方法です。HSBCやシティバンクなどの外国支店に口座がある人は、それらの金融機関の扱っているファンドに投資を行うことができます。
ただし、日本国内同様、その金融機関が扱っている商品の中から選ぶことになるため、選択肢はある程度限られることとなります。また、購入時に、金融機関が設定している販売手数料が徴収されます。
二つ目は、日本国内の海外投資専門の投資助言会社の助言を受けながら、運用会社へ直接申し込みをする方法です。この場合、自分の希望する条件に基づいて、投資助言会社にファンド選定をしてもらうことができるため、選択の幅は広くなります。
反面、複数のファンドに投資した場合、それぞれのファンド会社とやり取りする必要があり、手間が煩雑になるというデメリットがあります。
三つ目は、単体のファンドをひとつずつ購入するのではなく、海外ファンド投資ができる「海外資産管理口座(インベストメントアカウント)」を海外に開設し、そこに預けた資金の中で、複数のファンドによる「ポートフォリオ(ファンドを組み合わせたプラン)」で運用する方法です。
日本における証券会社のラップ口座に似ていますが、選択できるファンドの数が圧倒的に違います。「海外資産管理口座」の場合、約6万本のファンドから選択が可能です。
また、個別ファンドの購入時の販売手数料はかからない、またはディスカウントされるケースがほとんどのため、コストも下げることが可能です。
従って、ETFや外国籍ファンドで、「ポートフォリオ」による運用を行いたい方には、一番お薦めの「海外分散投資法」と言えます。
また、投資金額がある程度まとまってある方は、欧州の歴史あるプライベートバンクの口座を用いることも可能です。
では、次回は、「海外資産管理口座(インベストメントアカウント)」について、より詳しく解説したいと思います。
なお、「海外資産管理口座」についてのご質問やお問い合わせは、随時、以下にて受け付けしております。