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相性の悪い組み合わせ

投資信託は、ある意味とても“魅力的な商品”です。株式に投資するにしても、個別企業がいきなり想像もしない問題を起こした場合でも、まともに影響を受けずにすむ良さがあります。また、将来の成長が期待される新興国への投資を、どうやって行ったらよいか分からない場合でも、投資を可能にしてくれます。

但し、その代わりといってはなんですがあまり投資信託が得意としない、あるいは相性が良くない分野があります。それが“外国為替相場”です。

“外国為替相場”は、昔、イギリスのケインズが言った「投資は美人投票である」※を体現している最も極端な例といえます。
※誰が本当に美人なのかではなくて、誰に投票する人が多いかを当てることが投資にとっては大事という意味

外国為替市場が、他の分野と決定的に違う点が2つあります。その一つが、その“巨大な流動性”です。そして、もう一つは、他の資産と違って、“単なる交換比率”だという事です。

金のように、最終的な価値があるわけではありません。通貨そのものはお金ですから大切ですが、為替レートは単なる「交換レート」であり、それ以上でも以下でもありません。こういった性格をもつものを、株や債券などの資産と組み合わせて投資信託を仕立てる必要が、本当にあるのでしょうか!?

投資信託に、為替オプションを付けたり、先行き全く予想もつかない新興国の通貨を組みあわせるという事が、本当に必要かどうか疑問が残ります。

基本的に、「中長期的な資産形成」に向いている投資信託と、目先の「一瞬の動きが雌雄を決する」外国為替相場とは、相場に対してのスタンスが全く違います。

人間関係の場合は、反対の性格の方が、意外と長続きするというようなことが言われますが、こと投資に限っては、投信と為替は、「相性の悪い組み合わせ」だと考えます。

今年売れ筋ランキング上位だった“この手の投信”ですが、この数カ月の為替の変動で、大変なことになっている投資信託も、散見されます。くれぐれも「銘柄選び」には、その“商品特性”を良く理解してから、投資を行っていただきたいと思います。

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