アルゼンチンで開催されたG20終了後、米中首脳会談が開かれ、とりあえず、年明けに予定されていた中国からの米国への輸入品に対する追加関税は猶予されました。もっとも、その猶予期間は、たったの90日間です。
また、トランプ大統領のツイッタ―によれば、中国も、現在40%の米国からの輸入車に対する関税を、削減、撤廃する準備があるようです。
双方、クリスマス前に、ひとまず“一時休戦”といった感じです。
ただ、猶予があるとはいえ、米国が中国につきつけている課題は、「たくさんモノを売っているのだから、たくさん買うように」といった単純な貿易摩擦解消の話ではなく、「米企業への技術移転や知的財産権の保護を含んだ中国の構造改革そのものを要求する」といったレベルの高いものです。
たった90日で、果たして、このような話に進展がみられるのでしょうか。
そして、ここにきて、今度は、ファーウェイ・テクノロジーズの孟最高財務責任者逮捕のニュースです。
いくら米国がこの問題は、「対中貿易協議とは無関係」と強調したところで、中国側が、「はい、そうですか」というはずもありません。
もちろん、交渉に進展が見えることを一番望みますが、話がここまで拡がってしまった以上、事はそう簡単ではなさそうです。
そしてこんな時こそ、「資産運用」においては、“リスク(ブレ幅)を抑えた”「ポートフォリオ」の出番となります。
また「積立投資」という“時間分散の手法”も、有効となります。
ますます複雑化する米中の関係に、一喜一憂しなくても済むように、年内に是非とも、「ポートフォリオ」の見直しをしておきたいものです。
直近では、12月14日金曜日、17日月曜日の午後が、面談のご予約が可能となっています。