こんにちは。
さて、今回は、久しぶりに米国の「消費者物価指数」を、取り上げてみたいと思います。
先週、5月15日 に米労働省より、4月の「消費者物価指数(CPI)」が発表されました。
まず総合CPIは、前月比0.3%上昇(市場予想は0.4%上昇)、前年同月比では、3.4%上昇(市場予想も3.4%上昇)でした。
変動の大きいエネルギーと食料品を除いた、いわゆるコアCPIは、前月比0.3%上昇(市場予想も0.3%上昇)、前年同月比では3.6%上昇(市場予想も3.6%上昇)と、「やや減速した数字が出るだろう」と市場が予測していた通りの結果となり、市場には安堵感が漂いました。
2022年のピーク時には、総合CPIで前年同月比9.1%上昇、コアCPIで同じく前年同月比で6.6%上昇という物価上昇を記録していたので、政策金利を高水準に保っている効果がある程度出ていることは確かです。
気の早い株式市場は、これで、「年内2度、少なくとも1度の政策金利引き下げ予測」にまた戻ったとして、大きく株価が上昇しました。
発表当日のダウ平均は、349ドル高となり、木曜日の調整を挟んで、17日には40,003ドルと、終値としてついに40,000ドルの大台に乗せ、史上最高値を更新しました。
ただ、雇用統計などもそうですが、こういった物価統計も様々な理由で、上下動します。来月の発表で、またインフレが再加速している数字が出れば、一気に市場は弱気に戻ってしまうことでしょう。
いつも申し上げていますが、こういった良い数字が出たら“急騰”、悪い数字が出たら“急落”が続く相場こそ、「積立投資」にはうってつけの相場と言えます。
市場の変動を横目に観ながら、一喜一憂することなく、コツコツと「積立」を継続しながら、着実に「資産形成」に取り組んで頂きたいと思います。
ただ、「積立投資」で成功するためには、いくつかの“守るべき鉄則”があります。
“成功の確率”を高めたい方は、是非、一度ご相談ください。