米雇用統計の凄い数字 ifa japan

米雇用統計の凄い数字

こんにちは。

今回は、久々に米国の雇用統計について考えてみたいと思います。

先週2月3日に米労働省から発表された1月の雇用統計は、驚きの数字でした。

非農業部門の就業者数が前月から、51.7万人も増加したのです。市場予想は20万人前後だったため、予想をはるかに上回るものでした。

また失業率そのものも3.4%と、1969年5月以来、実に53年振りの数字が発表されました。

私もかなり長い間、金融の仕事に携わってきましたが、こんな数字は始めてみました。一瞬、日本の失業率かと勘違いしたほどです。

せっかく、2月1日のパウエルFRB議長の記者会見というイベントもなんとか無事に乗り切って、株式市場の安定した推移が期待されたところへ、この数字です。

「インフレ抑制に注力しているFRBの神経を逆なでしそうだ」という事で、当日のNYダウは、127ドル安、週明け6日は34ドル安と、今後のFRBの動向を気にして神経質な展開となっています。

ただ、こういった数字にすぐ反応するのは市場の常です。年初からの戻り基調の中でも、こういった報道がされると、「やっぱり金利は上昇だ」「やはり株の上昇は短期的なものだった」と思惑が先行します。

これは市場参加者の“仕事の一環”とも言えます。彼らは短期で大量の資金を売買して、“さや”を稼いでいるからです。

一方、「資産形成」のために、中長期の投資を考える方にとっても、こういった一喜一憂状態は、良い機会と言えます。

価格が下がれば、より沢山“仕込む”ことができるのです。

上下への変動が激しいこの時期、無理のない余裕資金で、「積立手法」を活用しながら、将来に向けての資産形成を始めておきましょう。

取り組み方がよくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。

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