こんにちは。
今回は、先週10月7日に発表された米国の9月の雇用統計について観てみたいと思います。
非農業部門の就業者数が前月より263,000人増加、失業率そのものは3.5%と前月より低下しました。就業者数は、市場予想とほぼ同じか若干低めでしたが、失業率は市場の予想を覆す低い数字でした。平均時給も前年同月比5%増と、いずれも労働市場の堅調さを示す数字でした。
この労働市場の堅調な数字から、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げの継続は避けられないとの思惑が働き、7日のNYダウ平均は630ドル安となりました。
今週も13日に米国の9月の消費者物価指数が発表されますが、楽観論が蔓延するよりは、このくらいの警戒感が継続するほうが長い目で見て良いことなのかもしれません。
相変わらず、日本を除く他の主要国では、米国を筆頭に各国中央銀行がインフレとの戦いの真っ只中です。
先月も申し上げました通り、インフレ退治の為の各国の金利引き上げは、株式市場にとっては逆風ですが、とはいえ、金利が未来永劫上がり続けるわけではありません。
長い目で、相場を振り返ってみれば、下がったものは、また上がってきます。ただ、それが3ヵ月先なのか、半年先なのかは、誰にもわかりません。いずれにしても、もうしばらく、ボラティリティ(変動率)が高い相場が続きそうです。
ただ、こういったボラティリティの高い相場は、「資産形成」においては、“仕込みの時期”であるとも言えます。
今まで、真剣に「資産形成」に取り組んでこられなかった方には、絶好のタイミングがやってきました。まずは、無理のない範囲で、“一歩”踏み出してみましょう。
取り組み方がよくお分かりにならない方は、ご遠慮なくご相談ください。