さて、今回は、「米国のインフレーション」について、考えてみたいと思います。
先週末、米国の経済指標がちょっとした話題になりました。
米労働省が、12月10日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)が、前年同月比6.8%上昇と、1982年6月の7.1%以来、約39年ぶりに高水準だったからです。
これで、5月から7か月連続で、5%以上の伸びが続いたことになります。
ただ、今回の数字は、ほぼ市場の想定内ということで、NYダウ平均は前日比216ドル上げて引けました。
12月14日、15日には、今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)が控えています。
市場にショックを与えるような発言を、パウエル議長がするとは思えませんが、来年のFRBのスタンスを占う意味では、注目されています。
パウエル議長は今までのスタンスを変更して、「インフレは一過性」という表現を使うのをやめました。
市場では、テーパリング(量的金融緩和の縮小)が加速するどころか、「来年に2回あるいは3回の利上げがある」という声まで出てきています。
その時々での市場の発言に、一喜一憂する必要は全くありませんが、やはり様々な事態に備えて、「ポートフォリオ」の定期点検は必要です。
皆様の資産は、ある程度のインフレにも対応できる「ポートフォリオ」になっていますでしょうか!?
来年に向けて、是非、今のうちに、ご自分の「ポートフォリオ」を見直しておきましょう。まずは、お気軽にご相談ください。