Tsudzuku Haran Soba Ifa Japan

続く“波乱相場”

こんにちは。

さて、今回は、先週前半の上昇と、後半の下落局面となった“波乱相場”について、振り返ってみたいと思います。

世界の株式市場のリーダーとも言える米国株式市場が、先週後半久々に下落しました。

5月中盤に初めて40,000ドルの大台で引けたNYダウ平均は、5月末には下落した局面はありましたが、AIや半導体関連にけん引され、NYダウ平均を含めて、主要3指数は6月からそろってほぼ右肩上がりで推移してきました。

ところが、先週後半の18日、19日はそれぞれ、533ドル安、377ドル安と大きく下落しました。

いままでの堅調さを考えれば、大きな下げがたまたま2、3日続いたからといって特に問題ではないと言えるかもしれません。

ただし、少し今までとは違う要因が、2点挙げられます。

1点目は上述のAI、半導体関連が下落し始めたことです。ここまでの米国株式は、「エヌビディア」に代表される一部のAI、半導体関連にけん引されて上昇を続けてきました。
それがここにきて、大きく調整しだし、代わりにエネルギーや金融関連の株式に市場の買い意欲がシフトしています。

そして2点目が、トランプ大統領が再選される可能性が以前よりも、かなり高くなってきたことが挙げられます。

もちろん、今後、どちらに転ぶかはわかりませんが、大統領候補討論会、暗殺未遂事件などが、結果的にはトランプ氏有利に大きく働いたようです。エネルギー関連の株式が買われだしたのは、まさにこれが要因と言えそうです。

そのような中、今度は、バイデン大統領が大統領選から撤退を表明という報道が飛び込んできました。
ハリス副大統領が、大統領候補という事ですが、これも実際に党大会で指名されるまではわかりません。

これによって、バイデン大統領との争いであれば、ほぼトランプ氏で決まりではないかと思い始めていた市場は、再び混乱し始めています。
当面は、また一喜一憂するような相場展開が続いていきそうです。

ただ、価格が大きく上下動する相場展開は、運用の観点に立てば、「積立」という運用手法が威力を発揮できる機会でもあります。

巷の思惑に左右されることなく、今年から拡充された「NISA口座」、そして「積立手法」を活用して、「資産形成」を継続していただければと思います。

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