こんにちは!
さて今回は、長年当社でも助言実績のある「転換社債」に投資するファンドの最近の運用状況を検証してみたいと思います。
運用対象は、欧州を中心に世界各国で発行された転換社債です。
転換社債とは、一定の条件下で株式に転換できる「新株予約権」が付いた社債のことです。
発行する会社は、資金調達の手段として用い、投資家にとっては株式と債券の中間的な特性(リスク・リターン)を持つ金融商品になります。
同ファンドは、モーニングスターの格付けで星を4つ取得しており、2022年には転換社債セクターの年間成績で1位を受賞しました。
また、2024年も、3年平均の成績で2位を受賞しています。
では、実際の運用実績を観てみましょう。
2014年 | 5.41% |
2015年 | -1.19% |
2016年 | 6.80% |
2017年 | -3.53% |
2018年 | -1.07% |
2019年 | 11.16% |
2020年 | -0.55% |
2021年 | 12.48% |
2022年 | -8.09% |
2023年 | 3.00% |
2024年6月現在 | 3.31% |
年によって、若干のバラツキはありますが、株式ファンドなどに比べ、ボラティリティ(価格変動)を抑えた運用実績となっています。
また、業種別の投資割合は、以下の通りです。
保険 | 17.0% |
金融 | 13.5% |
資源 | 13.0% |
エネルギー | 9.0% |
医薬品 | 7.5% |
自動車 | 5.0% |
消費材 | 3.0% |
ソブリン債 | 3.0% |
その他 | 29.0% |
上記の通り、幅広い分野へ「分散投資」していることがわかります。
その他ファンド概要については、以下をご覧ください。
ファンド形態 | 転換社債ファンド |
運用開始日 | 1996年8月 |
運用残高 | EUR 130,300,000 |
投資通貨 | ユーロ |
購入手数料 | なし |
運用手数料 | 年間1.35% |
取引頻度 | 毎日 |
最低投資額 | ご利用の管理口座及び投資クラスにより異なります。 |
投資対象地域は、欧州が約4割を占め、投資通貨もユーロ建てのみとなっています。
ユーロでの運用を考えている方には、検討されても良いファンドではないかと思います。
ファンドに関するご質問、ご相談については、「転換社債ファンド」のファンド名で、お問合せください。
ご参考としてください。