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過熱感なき相場上昇

こんにちは。

さて、今回はダウ平均、S&P500種が最高値を更新した米国株式についての話題です。

先週18日金曜日のNY市場で、NYダウ平均、S&P500種ともに、史上最高値を更新しました。ただその割に、市場では、高揚感も過熱感もあまり感じられません。

1か月前のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、0.5%の大幅利下げが決定されたため、この程度の株価上昇は、織り込み済みといった感じです。

大幅利下げがあった9月18日の終値と、10月18日の終値を比較してみますと、ダウ平均は4.27%上昇、S&P500種も4.39%上昇、ナスダック総合指数にいたっては5.21%も上昇しています。

米国景気の先行き、金利動向、大統領選挙、ウクライナ・中東の地政学リスク等、すべてのリスク要因を分析して、債券やキャッシュで様子見をしていた資金が株式を筆頭とするリスク性資産にかなり戻ってきているようです。

暗号資産の上昇を観ても、“リスクオン状態”を感じます。

ただ、市場が好調だったにもかかわらず、7月の半ばを過ぎたころから、様子がおかしくなり、8月5日の大暴落を経験したのは、いまだ記憶に新しいところです。

各企業の四半期の決算発表も、市場は今のところ好意的に受け止めていますが、ここにきて、トランプ氏の勝利に期待している面も伺えます。

2016年、2020年の2回の大統領選挙の経験から、巷で言われている程度の支持率の差では、ハリス氏の勝ち目は薄く、金融規制に比較的鷹揚なトランプ氏の勝利で「株高」と、2016年の再現を期待しているようにも観えます。

どうなるかはわかりませんが、大統領選挙の結果に、一喜一憂せずに済むように、しっかりとしたプランで、「資産形成」に臨んで頂ければと思います。

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