さて、参院選も結果が出揃いました。
選挙が終われば、いよいよ次は「年金改革」です。国民に不人気な政策は、どこの政権であろうと、後回しです。選挙が終わったこれから、来年度に向けて、年金と介護に関する法案の準備が始まります。
人口統計のピラミッドをみれば、年金制度が、今のままでは、立ちいかなくなるのは明らかです。
「生涯受け取りが増えるので、受給開始を70歳以降に」
「働いて収入のある高齢者の年金額を縮小する」
「後期高齢者の医療費窓口負担を、1割から2割へ」
など、残念ながら、楽しい話は一つもありません。
どこの政党が政権を取ったとしても、無いものは無いのですから、給付を減らすか、負担を引き上げるかの選択しかありません。
「無駄を省いて財源に」などと期待しても、国民に耳触りの良い事を言うのも、選挙の前までです。
要は、過度な期待はできない以上、自分の老後は、自分で守るしかないということです。
そして、優先して取り組みたいのは、
- 勤務先に企業年金制度があるなら最大限利用する
- 会社に年金制度が無い方は、「iDeCo」を最大限活用する
※特に自営業の方は必須 - 60歳以上で、「iDeCo」に加入できない方は、「NISA」を利用する
です。
上記を実践するだけでも、かなりのメリットがあります。
国の年金だけでは足りない金額が、2000万円かどうかはわかりません。老後の蓄えは各家庭、個人によって違いますし、健康でいられるかどうかによっても全く変わってきます。
とはいえ、潤沢な資産をお持ちの方以外は、国の年金だけでは不十分な事は確かです。
従って、年齢に関係なく、1日も早く、自分や家族の老後に備えて、準備を始めましょう。
各種新聞の調査結果を観る限り、このところ、「iDeCo」や「NISA」の利用者は、急増中のようです。非常に良い傾向だとは思いますが、さらに大事なことは、「その中身」です。
せっかく始めても、「資産形成」の取り組み方への理解と、しっかりとした「プラン」がなければ、結果が伴わないことにもなりかねません。
まずは、「始めよう!」と決意できれば50%成功です。残りの50%は、そのやり方(プラン)にかかっています。
「やってみよう!」と決意された方、是非、ご相談にいらしてください↓