さて今回は、コロナ禍の中、このところ、値を上げている「金(ゴールド)」と、「新興国株式」を取り上げてみたいと思います。
まずは何と言っても「金(ゴールド)」です。
新型コロナウイルスの感染が、一向におさまる気配が無く、各国の財政赤字は膨らむ中、値を上げ続けているのが「金(ゴールド)」です。
2019年末に1,519.5ドルだったNY金先物価格は、8月6日に、ついに、史上最高値の2051.5ドルまで上昇しました。
年末から35%も上昇していることも、もちろん凄いのですが、7月には、1,700ドル台後半だったので、この1ヵ月での上昇速度が、いかに凄かったかがよくわかります。
一方、「金」ほどは目立ちませんが、ジリジリ値を上げているのが、新興国株式です。
新興国株式に投資する投資信託は、今年の5月末と比較して、軒並み20%近くの上昇を見せています。
新興国株式は、2月から3月にかけて暴落したため、その反動はもちろんあるにしても、未だにコロナの勢いは衰えていない中、年初からの下げを、ほぼ取り返しつつあるのは驚きです。
当社の「モデル・ポートフォリオ」でも、この2つの資産クラスには、アロケーション(資産配分)していますが、ここまでの上昇は、期待していませんでした。
これだけ急速に上昇したため、短期的な投機マネーも含まれている可能性もあります。
一旦、利益確定して、改めて“積立”で買い付けるといった手法も、検討する必要があるかもしれません。
「下がったものは上がり、上がったものは下がる」のが、“相場の常”だからです。
将来に向けての「資産形成」の為、ある程度、“評価益”が出ている方も、何らかの見直しをされることをお勧めします。
具体的な取り組み方については、お気軽にご相談ください↓