Koto Suru Gin (shiruba) No Haikei Ifa Japan

高騰する銀(シルバー)の背景

こんにちは!

さて今回は、このところ高騰している「銀(シルバー)」の話題です。

通常、商品価格と言えば、「金(ゴールド)」が話題になる事があっても、「銀」が取りざたされることはあまりありません。

ところがここにきて、「銀」が12年ぶりの高値を更新しています。

銀のNY先物市場では、8月初旬に比べ、一時上昇率は3割を超えました。

また、銀のETFである「アイシェアーズ・シルバー」の純資産残高も、9月末時点で145.7億ドルと、2月に比べ、5割超も増加しています。

「銀」が高騰している背景の一つには、歴史的高値が続いている「金」との連動があります。「金」と「銀」は、同じ貴金属として、比較対象となっています。

従来「金」は、「銀」の価格の70倍程度で推移してきましたが、ここにきて、「金」価格が急騰したことにより、「金銀比価」は、80-90倍にまで価格差が広がっていました。

結果、「銀」の割安感が出てきたことから、個人を含め、買いを集めているようです。

もう一つの要因は、「銀」の特徴として、産業用の需要が半分以上を占めていることが挙げられます。銀は、太陽光発電パネルの電極に用いられています。

中でも、主要消費国は中国です。
太陽光の導入を進める中国は、2030年までの再生エネルギー全体の6割を太陽光が占める見通しとなっています。

先般、中国政府が打ち出した景気刺激策を受けて、今後の需要が拡大するとの期待から、供給不足を見込んだ「買い」が、相場を押し上げている模様です。

上記のような背景から人気を集めている「銀」ですが、「銀」は「金」に比べ、値動きが軽く、価格変動も大きいため、上昇局面においては、中国の景気指標の悪化などの影響も受けやすいので、注意が必要です。

私自身、“分散投資”の一環として、銀投資も行っていますが、金同様、「積立手法」を用いています。

コモディティ(商品)にも、“資産配分”しておきたい方は、是非、ご参考としてください。

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