中国企業の債務問題 Ifa Japan

中国企業の債務問題

さて、今回は久々に、「中国の話題」です。

中国の政治に関係する報道は、よく耳にしますが、こと経済に関しては、ここしばらく、あまり切羽詰まった報道というものは見かけませんでした。経済に関しては、規模もそうですが、波はあるものの、総じて順調に推移しているからでしょうか。

そういった中で、最近よく耳にするのが、中国不動産大手の「恒大集団」に関する報道です。

3000億ドル(約33兆円)を超える債務を抱えて、資金繰り難に陥っていること自体は、既に知られています。先週、中国当局が、銀行や他の債権者らとの支払い期限をめぐる再交渉を、承認したとの報道がされました。「債務再編」そのものは、すでに不可避と見られていますが、その後、どのようなシナリオが描かれているのかが、具体的にわかっていません。

サブプライムローン問題のように、世界中で誰がどれだけ保有しているかがわからず、金融市場が恐怖のどん底に突き落とされた経験に比べれば、対象がはっきりしているだけに、今のところは市場も落ち着きを保っています。ただ、対象がわかっているとはいえ、尋常な金額ではありませんので、今後の中国当局の対応には、引き続き注視していく必要があります。

規模こそ違いますが、日本の大手電機会社でも、長年にわたる不正会計の事件がありました。

やはり個別の企業におけるリスクというのは、一般個人投資家をはじめ、外部からはわかりにくいものです。その点、複数の会社の株式に「分散投資」を行い、個別企業のリスクを軽減するというメリットを持つのが、投資信託を用いた運用手法です。

相場の上下動だけではなく、企業の“個別リスク”も回避しながら、中長期で、「資産形成」に取り組んでみたい方、まずは、ご相談ください。

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