人生100年時代を見据えた資産形成とは(年代別の留意点)---IFA-JAPAN

人生100年時代を見据えた資産形成とは(年代別の留意点)

人生100年時代を見据えたときに、では、年代別の留意点には、どんなことがあるのでしょうか!?

まずは、70歳以降になった方が、真剣に考えなければならないことがあります。

それは、「認知症対策」です。

今まで、人生80年時代は、「相続対策」や「遺言の準備」をしておけば、資産を子供たちに継承することができました。しかしながら、人生100年時代は、体が元気でも、認知症となってしまい、自分の財産管理や大切なことを意思決定できなくなる人が、急増しているのです。

この場合、何の準備もしておかなければ、「法定後見制度」などによって、その方の財産は、“事実上凍結”されてしまいます。

認知症になる前に、「このお金は、家族や子供、孫のために使いたい」という意思があったとしても、裁判所の許可なく、自由に使えることができなくなります。

従って、リタイア時期に入られた方は、「資産運用」の継続方法を考えると共に、より先の将来においての「認知症対策」なども、きちんと考えておかなければ、先祖から継承してきた資産や、ご自身で作り上げてきた資産を、ご家族に無事に渡すことができなくなります。

方法としては、任意後見や家族信託、場合によっては、社団法人を用いる方法などもありますが、これはまた、別の機会にご紹介したいと思います。

一方、20代から40代の方は、何を考えなければならないのでしょうか!?

基本的に、現役で働ける時間がたくさんあるため、資産形成期間を長く取ることができます。

従って、国の制度を含め、利用できるものは全て利用して、中長期での資産形成プランを考える必要があります。

NISA、iDeCo、積立投資など、総動員です。

そして、この年代の方が、「資産運用」以外で考えておかなければならないことは、“効果的な「財産(お金)」の使い道”です。特に、今後、金利が上昇するかもしれないこの時期、一番気をつけなければならないのは、住宅ローンや不動産ローンなどの長期の借入金です。

また、保険などもしっかり見直し、本当に必要なものだけに絞り、浮いたお金は、預貯金や運用に回すなど、効率よく「資産形成」に臨むことが重要です。

20代から40代の方は、収入を増やせる時期でもあるので、時に、浪費や必要のないところで、お金を支出している方たちを見かけますが、これは、要注意です。

20年、30年後に、“大きな差”となって表れてきます。

是非とも、「運用」以外でも、「お金」の収支チェックを、しっかりとしてもらいたいと思います。

以上、「人生100年時代」を見据えた資産形成の留意点を、簡潔にまとめてみましたが、基本、お一人お一人、個別事情が違います。

従って、実際には、“一般論”ではなく、「自分に合ったプランを構築すること」が重要です。

ご自身の収支や資産構成の「現状分析」、そして、「改善策」を考えたい方は、まずは、お気軽にご相談ください↓

何事も、思い立ったら吉日です!

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