こんにちは!
さて、今回は、恒例の日本の世界ランキングです。
今年は、昨年より4つ順位を下げて、“34位”となりました。何のランキングかというと・・・
スイスの有力ビジネススクールIMDが、この度、「2020年世界競争力ランキング」を、発表しました。
調査対象は、世界の63の国と地域で、各国政府や世界銀行の統計データ及び、アンケート調査をもとにランキングしています。
日本がランクを下げたのは残念ですが、今年最も注目されたのは、今まで上位の“常連”だった「香港」の順位です。
では、上位のランキングを観てみましょう。
1位 シンガポール(前年1位)
2位 デンマーク (前年8位)
3位 スイス (前年4位)
4位 オランダ (前年6位)
5位 香港 (前年2位)
昨年2位の香港は、かろうじて5位に踏みとどまりました。
とはいえ、中国による国家安全法の制定で、「一国二制度」が事実上形骸化し、さらに香港の民主活動家への圧力が、日に日に増しています。
この状況が常態化すれば、来年のランキングでは、“ベスト10”にも入らない可能性も出てきました。
実際に、この問題も含め、貿易戦争などで対立している米国は、前年3位から10位に転落、中国も14位から20位に順位を落としています。
一方、日本に目を転じると、残念ではありますが、相変わらず、“この手の評価”は低いのが実状です。
特に、「起業環境」や「国際経験」といった分野では、最下位の評価となっています。
成熟経済が進み、高齢社会となった日本、根本的な体質改善を図らなければ、このまま“競争力”は、低下の一途をたどることでしょう。
「これからの10年」が、国にとっても、個人においても、まさに“正念場”と言えそうです。